【海外情報】スーパーシュワルツィの飼育環境② ~水質~

 以前の記事でスーパーシュワルツィの飼育に適した水温について書きましたが、今回はその他の水質についての話です。同じように海外サイトから得られた情報をメインにお伝えします。


pH(ペーハー、今はピーエッチって読むらしい)について

 日本ではコリドラスでひとくくりにされていて、ざっくり弱酸性~中性というイメージでしょうか。海外サイトで調べた結果は以下のようでした。

    • 6.0~8.0
    • 6.5~7.5
    • 6.0~7.5

 こうして数値としてあらわされると少し気になる値が見受けられます。6.0や8.0という数値です。pHは7.0が中間なので、6.0は弱酸性あたりの数値かな?でも8.0って弱アルカリ性寄りなのでは?という疑問がわいてきました。調べてみると……6.0から8.0は中性とのことです。


 はい、上で記載した範囲は全て中性の値でした(笑)


 まぁ6.0という値は、ほぼ弱酸性と呼べないこともないかなぁとは思いますが、弱酸性全般がOKというわけではなさそうなので、理科系に強い方は「弱酸性がOK」とか思わないようにご注意を。ちなみに弱酸性の範囲は3.0~6.0未満だそうです。

 もう一つの8.0という値は、ギリギリ中性ですが弱アルカリ性寄りです。アマゾン川(支流含む)の中でもアンデス山脈を源流とする川は、若干アルカリ性寄りの水質を示すものもあるらしいので気になっています。


日本のアクアリウム業界でのpHの認識

 pHのどの値を何と呼ぶのか?についてはあいまいな部分もあると思っています。厳密な規格等で定められているものと、広く一般に認識されているものとでは差異があるかもしれません。さらにアクアリウム業界でのデファクトスタンダードが、規格や一般認識と違っていたとしても何ら不思議はないと思います。

 現にアクアリウム業界におけるpHについての認識は、おおむね以下のようです。

    • 弱酸性:6.0~7.0
    • 中性:7.0
    • 弱アルカリ性:7.0~8.0

 私が持っている水質をチェックする試験紙も6.4からしか計れませんでしたし、一般的な熱帯魚が生息している水質の範囲に合わせて最適化しているのだと思います。「この魚に適したpHは何ですか?」の答えが、なんでもかんでも「中性です♪」では参考にならないですしね。


pHを調べていて思ったこと

 上でも少し書きましたが、支流を含むアマゾン川の源流がどこなのかによって水質に違いがあるようなので、「雨季乾季の影響で水中に溶け出す成分量に違いがあらわれ、pHを含む水質が変動して産卵を誘発している」なんてこともあるのかもしれないとか考えると興味は尽きません。

 あ、現時点では何の根拠もないので独り言だと思ってください。

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