スーパーシュワルツィではなくコルレアの話なのですが、先日産卵してくれました。産卵初経験のペア(トリオ?)ということもあり、最初は無精卵ばかりだったのですが、とうとうふ化するまでになりました。
( ↑ 卵のどアップ写真。なかなかきれいに撮れてるでしょ?^^)
産卵環境など
とりあえず、ふ化までの道のりについては後回しにして、まずは気になる産卵環境などを紹介します。
飼育環境
- 90cm水槽
- 水位18cm
- 水量73L
- 水温24~25℃
- ヤシャブシの実あり
- pHは弱酸性から中性の間
主役達
- オス:約5cm × 2
- メス:約6cm × 1
産卵契機
- 水替え:10L~20L(総量73Lに対して)
- 水温変化:+0.2~0.4℃
(1分毎に自動で温度をロギングしているので正確です)
→ 水槽用クーラーが作動した時の方が温度変化は大きいですね - pH変化:数値としては計れていません
(水替えの量的に変化してても+0.1?) - 天気:基本的に晴れてました
(2回目の産卵前日だけ雷雨でしたが、初回ではないのであまり関係ないかな?)
この水替えの1~2日後に産卵しました。週末に実施していて、今のところ3週連続で産卵しています。(そして今もまた産卵活動を始めました)
卵&ふ化情報
- 大きさ:約2.5mm
- 1回の産卵個数:20~30個(1回目は5個くらいしか見つからなかった)
- 有精卵率:1回目:0%(悲)
2回目:0%(泣)
3回目:4個(祝) - ふ化日数:4日半くらい(24~25℃)
- ふ化率:1個!?(率じゃないけど)
この辺は後程詳しく書きます。ふ化後も拡大写真撮りましたよ~
ふ化までの道のり
今までもコリドラスを繁殖させたことはありましたが、ちょっと久しぶりだったこともあり「こういう時どうしてたっけ?」と思い出せないことが多々ありました(笑)
今でも思い出せないので、経験値0と大差ないかもしれません。でも熟練度は2くらいは残っているかな。
産卵1回目
人工餌がメインですが、イトメやアカムシも少し与えていました。メスはふっくらと抱卵している状態になっていました。そして2週間以上は水替えしていないところに、10Lほどの水替えをシャワーのように行ったところ、次の日に産卵してくれました。
この時は産み付けられた卵を3つだけ発見して隔離しましたが、すべて無精卵で2日ほどでカビてダメになりました。他にも数個底面に落ちていましたが、既に真っ白になっていたので撤去しました。
残念ながら無精卵でしたが、産卵してくれることが分かったので、次の週末をターゲットに「産卵してね計画」をたてることにしました。
産卵2回目
前回に引き続き、週末に産卵してくれるようにするため、週末までは水替えを控えることにしました。(そんなに毎日水替えしてるわけじゃないですけどね)
また、1日1回はアカムシを与えて栄養をとって体力をつけてもらうことに。幸いリモートワークなのでお昼に餌もあげられて「産卵してね計画」の遂行に陰り無しです!
そして週末になって10Lほど水替えを行いましたが、次の日には産卵せず。その日の夜にもう一度水替えをシャワーのように行ったところ、次の日に産卵を確認!
産卵した理由が通常の水替えの2日後なのか、シャワーのような水替えの1日後なのか、はたまた最初の産卵の1週間後だからなのかはわかりませんが、見事にまた産卵してくれました。ありがとうコリちゃん♪
まだまだ産卵に不慣れなようで、10個ほど卵を回収しましたが、他にも10個ほどは底面に転がっていました。底面にあったものはほとんどが真っ白になっていて明らかにダメになってしまっていました。
回収した10個も次の日にはすべて無精卵ということがわかりました。あきらめきれずそのまま見守りましたが、2日後にはやはり腐敗してダメになってしまいました。
すべて無精卵なんて、、、ちょっとというかかなり残念でした。オスの頑張りが足りないのか、そもそもTポジしてないのか、3度目の正直に期待して「産卵してね計画」続行です。
産卵3回目
前回同様、週末をターゲットに水替えを行いました。今回は最初からシャワーのように10L水替えを行いましたが、次の日には産卵せず。再度夜にシャワー水替え10Lを実施したところ、次の日に産卵を確認できました。
今回はAM10:00からの産卵活動だったため観察していたところ、Tポジが確認できました!ということは有精卵の可能性が0ではないということです。少し安心したので、警戒されて産卵活動をやめてしまっても嫌なので、しばらく放置することに。
しばらくお待ちください・・・
昼食(いつものようにオリジナルパスタでおなかを満たしました)
しばらくお待ちください・・・
はい、PM2:30、卵の回収開始です。
今回はガラス面への産卵は少なく、水槽を仕切っている網?みたいなところと水草に少しずつ、一番多いのが底面の田砂に紛れているパターンでした。まだまだうまく産み付けられないみたいです。
田砂に紛れていたものも含め、可能性のあるものが19個、既に割れたり真っ白になっているものが10個ほどで、全部で約30個産んでくれたようです。
成果がだんだん上がってきているのかな?うれしい限りです。
回収した19個は以下の内訳でふ化を試みることにしました。
- プラケース(水道水そのまま):
10個(有精卵3個) - メッシュ容器(飼育水自然循環):
9個(有精卵1個)
1日経って、有精卵の判別がはっきりしたのですが、思いのほか少なく、しかもちょっと偏りのある結果に……
メッシュ容器は最近見つけたのですが、よくある透明プラスチックの産卵箱と違い、スリットから稚魚が抜け出す心配もなく、通水性も確保されていて、それでいて沈まず自力で浮いていてくれるという優れものです。この3点を備えているアイテムってなかなかないんですよね。
茶こしを使ったりいろいろ工夫している方(私もです)もいますが、これがあればほとんど解決なんじゃないかと思えるくらい便利です。
えーと、話を戻します。
個人的にはエアレーションをしながら小エビも入れておくと、有精卵がカビることがなく、ふ化率がかなり良い結果になると思っています。しかし、現在エビは飼っておらず、エアレーションもすっかり忘れてしまっていました。
最初に載せた卵の写真はこの時のものなのですが、2日後にプラケの壁から落ちてしまい、うまく写真が撮れなくなってしまいました。
それでも卵も頑張っているようで、中でくるくると回っている様子が見えるようになってきました。
しかし、3日後にはカビらしきものが発生してきてしまい、ふ化までたどり着いたのは4個中1個だけでした。その1個も少しモヤってきてたのでギリギリのタイミングでのふ化でした。
その1個の卵ですが、若干あきらめムード漂う産卵から4日半たったAM1:00、卵からしっぽが出てピコピコ動いているではありませんか!プラケの壁に付けられなかった卵のため、ふ化するときにしっぽだけ出て頭が殻から出られないというお決まりのパターンに……
しばらく見ていましたが、動き回っても殻がくっついてきてしまい全然出てこれそうにありません。これは救出作戦を実行するしかありません。
卵の大きさが2mmほどで、スポイトの口にギリギリ入らない状態だったので、スポイトで慎重にしっぽの方から吸い・・・すぽっ♪
お誕生日おめでとう!!!
無事、元気にふ化してくれました。ふ化直後の貴重?なコリちゃんを撮影しました。
(上から:なかなか見れない解像度ではないでしょうか?)
(横から:おなかおっきい♪)
最後に
今回は久しぶりでいろいろ忘れてしまっていて、せっかくの有精卵をダメにしてしまいました。次はもう少し良い結果になるようにしたいところです。
メッシュ容器に引き続き、コリちゃんのふ化育成に役立ちそうな新しいアイテムも発見したので、それについてもぜひ試してみようと思います。機会があればその結果を添えて紹介します。
ではでは今回はこの辺で。
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