【海外情報】スーパーシュワルツィの飼育環境④ ~その他~

 少々時間が空いてしまいましたが、スーパーシュワルツィの飼育環境についての続きを書きたいと思います。今回も海外情報をもとにしていて、全体的にどのような環境を保つと良いのか、飼育匹数や水深についても合わせてお伝えします。

(↑これは全然関係ない日本の川です)

生息環境

 飼育環境を調べているなかで、生息域の情報も見つけました。
    • プルス川
    • 暗くて高流量
    • 小規模な支流、小川
    • 氾濫、浸水した森林
    • 砂浜
    • 水はかなり静かで浅い


 一つ目のプルス川として情報を入手できれば良いのですが、現時点では難しいのでその他について考えてみたいと思います。

 まずコリドラスの生活する川底ですが、砂地という情報は多く目にしたので細かい砂を好むのは間違いないかと思います。水流の観点で見てみると、高流量とはありますが比較的小規模な支流や小川、静かで浅い場所との記述もあるため、水流自体はそこまで強くないのかもしれません。ただアマゾン川の支流ですし、流量はかなりあるということなのだと思います。もしかしたらプルス川本流ではなくて、そこに流れ込む小さな支流で採集されることが多かったりするのかもしれませんね。

 また、別の記事で少し書きましたが、アマゾン川は雨季と乾季で数十メートルも水深が変わるところもあるようです。プルス川のあたりが該当するのかはわかりませんが、氾濫、浸水した森林との情報もあるので、雨季にはそういった場所でも生活しているのかもしれません。


 日本の川と違ってアマゾン川の上流は急流な場所があまりなく、私たちが思う川の上流とは全然違うようです。また規模が大きすぎて、高流量、小規模、浅い、などは私たちの感覚で判断するのは難しいのかもしれませんね……


飼育環境

 飼育環境の情報を参考として紹介したいと思います。コリドラス好きならある程度は知っていることかと思いますが、これはどうなんだろう?というようなことも見つけたので一通り紹介します。


底砂

    • 川砂、小さな丸い砂利
    • 砂利は厚さ15mm位が良い
      → 汚れが溜まるのを防ぐため(汚れているとヒゲがなくなる)

 これらの情報は日本で得られる情報と同じ感じですね。


流木、水草など

    • 流木の枝(ドリフトウッド、ブナ)
    • 少数の乾燥葉(ブナ、オーク)
      → 古い葉は定期的に取り除く
    • 避難所(洞窟ではなく、底から3cmくらいのボグ木みたいなのが良い)
    • 水生植物はこの種が生息する自然界の特徴ではない
    • 隠れられるように植物は多め

 水草はあまり無い環境に生息しているとの情報もありましたが、一方多めにしてあげたほうが良いとの情報もありました。水草の有無はなんとも言えませんが、隠れられて安心できる環境はやはり必要ということですね。

 隠れられるというと洞窟的なものを思い浮かべることもあると思いますが、それよりは適度な遮蔽物が良いようです。洞窟だとビックリした時に中で暴れると危険ですし、水もよどみそうですよね。何より洞窟の中で安心しすぎて出てこないなんてことになるとちょっと寂しいですよ~(笑)そんなわけで、数センチの高さで上が比較的平らなもの(石とか)を置いておくことをお勧めします。いつの間にかその上にちょこんと乗ってたりする光景がみれて胸キュン(死語?)ものですよ!


照明

 照明については「薄暗い照明」が良いという記述を見つけましたが、他にはこれといってありませんでした。確かにコリドラスに明るい照明のイメージはありませんが、自然界では太陽が輝いていますしどうなのでしょうね、、、どちらにせよ影になるような安心できる場所は確保しておいてあげたほうが良いでしょう。


水深

 生息環境でも「浅い」という情報がありましたが、こちらでも20cmという記述を見つけました。ただ、水槽で飼う時点で全体の水量も確保する必要があるので、なかなか20cmでというのは難しいですよね。もちろん60cmの規格水槽(高さは30cm以上ありますね)が良いという情報もありました。


匹数(水量も)

    • 3~5匹以上(少なくとも10ガロン)
    • 60cm水槽で少数
    • 最低8匹(最低100㍑)
    • 5~7匹
    • 3匹のために10ガロン

  ※ 1ガロン≒3.785㍑

 同じ種類でなるべく多くの匹数を飼育するのが良いというが共通の認識のようでした。コリドラス達はお互いを認識しているため、同じ種類でグループを形成しているとストレスも少なく安心できて健康にも良いとのことです。

 でもあまり過密に飼育すると、たとえ水質が悪化していなくても原因不明で☆になっていくという話も聞くので、飼育スペースとのバランスにはご注意を。


その他

    • 底の空きスペースを確保することが重要
      → コリちゃんがほじほじするスペースのことですね
    • 水質の悪化に注意
      → 水質の悪化はどの熱帯魚にも好ましくないですが、スーパーシュワルツィはちょっと敏感とのことです


 今回は生息域と飼育環境について書きましたが、やはりいろいろな話がありましたね。中にはどっちなのよ!?という情報もあり、悩みは尽きません(ToT)その不確定な要素を含めてどうしていくかが楽しいところでもあるのかもしれませんが、なかなか個人では正解を導き出すのは難しいですね。でも自分なりの正解を求めてこれからもコリちゃんを可愛がっていきます(笑)

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