【海外情報】コリドラスの繁殖方法②

 コリドラスの繁殖方法を紹介するコーナー第2弾です。今回は特定の種ではなく、コリドラス全般に対する繁殖方法として見つけた内容になります。


準備

 下記条件の環境で12匹程のコリドラスを飼育します。

    • 30ガロン(約113㍑)以上の水槽
    • 水温:70~74℉(約21.1~23.3°)
    • pH:6.6~7.0

 1日に4回、様々な餌(生餌、冷凍、ペレット)を与え、1か月程かけて産卵可能な状態になるまで調整します。


繁殖用水槽のセットアップ

 繁殖用の水槽を準備します。

    • 20ガロン(約75㍑)のベアタンク
    • 100Wヒーター
    • エアストーン&ポンプ

 水槽の水位は50%にします。産卵するまでエアストーンとヒーターの設置は不要です。


繁殖

 2組のトリオ(オス2匹、メス1匹)を繁殖用水槽に移します。水温は元の飼育水槽と同じにし、餌も同じように1日4回与えます。

 繁殖用水槽に移してから3日目以降、夜に冷たい水を2~4回水槽に入れます。1日に1ガロン(約3.8㍑)が目安です。この目的は水温をゆっくり65℉(約18.3℃)まで下げることです。もし1ガロンで十分に水温を下げることが出来ない場合は、2ガロン(7.6㍑)で試してください。

 数日後、水位が100%になっても産卵しない場合は、再度水位を50%にして繰り返してください。適切にコンディショニングされていれば数日以内に産卵するでしょう。


産卵後

 産卵したら親魚を元の飼育水槽に戻します。繁殖用水槽はエアレーションを十分にし、ヒーターを入れて72℉(約22.2℃)になるまで6時間ごとに2℉(約1.1℃)ずつゆっくりと温度をあげていきます。


ひとこと、ふたこと、

 今までもそうですが、海外情報はベースの水量が多いですね。大きな水槽をたくさん置けるなんてうらまやし~、じゃなくって羨まし~(笑)

 ところで、水温を下げていく過程で外気温というか室温の影響をどうしているのかが、ちょっと分かりませんね。繁殖用水槽では産卵するまでヒーターを使わないとのことなので、室温もうまいこと調整しているってことでしょうか。そうしないと水温が下がりすぎたり、下げたいのにジワジワ上がってしまったりと困りそうですよね。

 日本でやるとしたら寒い時期にヒーターの設定温度を少しづつ下げながら、冷たい水を足して水温を下げていくのがコントロールし易い方法かもしれませんね。

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